JPN TAXIについて

JPN TAXIについて

トヨタ自動車から2017年に発売されたJAN TAXI(ジャパンタクシー)。
東京ではかなり頻繁に見るようになりました。

利用された方からの評価はかなり良いように思います。
天井が高く、広々しており、乗り心地がよいというのが理由のようです。

私も何度か乗りましたが、同様に感じており、非常に良い車だと思いますし、
逆に利用者でJPN TAXIを悪く言う人を見たことがないくらいです。
そんな状況ではJPN TAXIをほめても芸がありませんので、あえて問題点を探してみたいと思います。

問題

JPN TAXIの問題点

2つの問題点が見つかったので解説していきます。

後席が広いので、スカートの女性が座りにくい

悩む女性

スカートの女性にとって、後席が広いので、助手席の後ろに座るとルームミラーを
通じたドライバーの目線が気になるようです。そのため、一人で乗っていても運転席の後ろに座る女性が多いとのこと。
後席が広く移動するのも楽なので、余計に気軽に運転席側に移動してしまうのでしょう。
足元のスペースが広いという長所が逆にあだになる形の欠点(?)と言えると思います。
当社としてはタクシー広告をご覧いただくという観点でも少し複雑な心境です。

タクシー会社にとって維持費が高い面がある

維持費

車両価格が高いというのはあるのですが、そこはあえて突っ込まないとしても、
それまでのクラウンコンフォート等のセダンタイプに比べてマットの点数が多く、高くつきます。

セダンタイプでは3点で済んだマットが7点必要だそうで、購入価格が高くなるのはもちろん、毎日の洗浄も手間になります。
また、セダンタイプと比べて車高が高くなってしまっているので、立体駐車場に入らないという欠点もあります。

東京のタクシー会社にとってこれは死活問題となりえます。土地代の高い東京では、タクシー会社も立体駐車場を活用しているケースも多く、
車高がこれだけ高くなってしまうとセダンタイプからの置き換えが不可能で、立体駐車場を変えるか別の駐車場を準備する必要があります。
この辺のコストがタクシー会社にのしかかると、中長期的には結果として運賃に跳ね返ってしまう可能性もあり、悩ましいところです。