タクシードライバーは道のプロ?
タクシードライバーは道のプロ?
タクシードライバーと聞くと、道路事情に詳しいイメージがあるのではないでしょうか。
確かに実際にタクシーに乗ってみると、
行きたい場所のランドマーク名を伝えただけで難なく到着することもしばしば。
やっぱり道路に精通しているってすごいなと思ったものです。
さて、そんなタクシードライバーの方ですが、この職業に就く前から道路事情に詳しかったのでしょうか?
入社前は多くのドライバーが道路事情に不安
タクシードライバーの方に話を聞くと、やはり全ての方が入社前から道路に精通しているわけではありませんでした。
実際のところ、未経験でタクシードライバーになる際、「タクシードライバーになりたいが、道が分からない」ということが不安要素の一つとして挙げられることが多いようです。
地方から出稼ぎで来る方も少なくなく、知らない土地のタクシードライバーになったとしたら、この不安は相当大きなものとなるでしょう。
中には元運送業や元営業マンで毎日街中を走り回っている道路のプロのもいましたが。
タクシー会社の対策
タクシー会社では、この不安を解消するためにいくつもの対策を取っています。
入社すると社内研修があり、座学研修で道路状況の説明を教わったり、実際に教官に同乗してもらって道路を走ったりするので道を覚えることができます。
また、タクシーの車内には大抵カーナビが付いており道路知識の不安を解消してくれます。
例え知らない土地でも、カーナビに目的地を入力すればあとはナビゲーションに従うだけで良いので安心です。
道案内だけではなく、渋滞や事故などの道路状況も表示されるので、スムーズな運転ができます。
余談
余談ですが、タクシードライバーとして営業中に乗って頂いたお客様から道を教えてもらえることもあります。
お客様のほうが道に詳しいこともあるので、お客様に先生になってもらうことも。
ベテランドライバーは、そのようにして道を覚えることも多いようです。