タクシー広告の顔認証について

タクシー広告の顔認証について

皆さんこんにちは。
皆さんは顔認証についてご存じでしょうか?
スマートフォンでは搭載する端末が増えてきていますね。

最近は都内で見かけるタクシーの内、助手席背面にタブレット端末が

設置されている車両を見かけることが多くなりました。
SNS等でも話題になることが増え、一般に膾炙してきている感はありますが、その投稿内容を見てみると、

“タブレット端末にカメラが搭載されており、乗客の性別や年齢に応じて、全て広告内容を出しわけている”

という声も目にするようになってきました。
これは事実でしょうか?

考える男性の画像

媒体を運営している立場から言うと、一部性別による出し分けをしている媒体はあるが、
年齢に応じた出し分けはしていない。また全ての広告内容を出し分けしている訳でもないということになります。
ではどのタクシー広告が出し分けを行っているのでしょうか。

デジタルサイネージを搭載するタクシーの台数について

駐車場の画像

現在、東京都内を走行するタクシーは、島しょ部を除くと法人タクシーで30,707台、
個人タクシーで12,312台、合わせて43,019台あります。

タクシーでのデジタルサイネージを運用している会社は全てで5社あり、
各社の媒体資料からそれぞれ東京都内の台数をカウントすると、

iScene:700台
Tokyo Prime:10,500台
Premium TaxiVision:約5,000台
GROWTH:11,000台
DiDiTV:1,300台

となるので、合計すると28,500台です。
この数字から都内のタクシー車両の2/3、法人タクシーに関して言えば90%以上の
車両にデジタルサイネージが設置されていることがわかります。

出し分けメニューについて

選択肢が増えた

タクシー車内のデジタルサイネージで、男女別に出し分けをするメニューを
設けているのはTokyoPrimeのみとなり、合計で17枠ある広告枠の内、
12枠が男女別の広告メニューとして割り当てられています。

ただこの12枠は、男女関係なく出てくる広告枠と共存しているため、
12枠全てが性別に応じて出し分けしている訳でもありません。
またこちらの広告メニューは4月以降は廃止される予定となっております。

なぜ廃止するの?

なぜ

カメラを活用した広告メニュー廃止の背景には様々な理由がありますが、
第一にはプライバシー・個人情報保護意識の高まりがあります。

また「こういう属性の方はこういう商材の購買層となりうるだろう」
といったバイアスへの反省もあるようです。

まとめ

車の画像

現在、都内でタブレット広告を設置しているタクシーの内
カメラを活用しているのはTokyoPrimeの10,500台、全国でも30,000台のみで、それらも4月以降無くなる予定です。

広告出稿主やマーケターの方からすると、セグメントが出来るツールが一つ減ることにはなりますが、
基本的に可処分所得の高い方が利用する傾向にあるタクシーですから、
これまでセグメントにより除外していた層へもアプローチしていく事で
新たなマーケットが拓けるのではないでしょうか。

弊社の運用するiSceneは数あるタクシー広告媒体の内、
最安値ですのでぜひテストマーケのツールとして検討してみるのはいかがでしょうか。