妊婦さんの味方！「陣痛タクシー」とは？

2020年5月11日

みなさんは「陣痛タクシー」（マタニティータクシー）をご存じでしょうか？

いつ訪れるかわからない出産や陣痛ですが、緊急性が高い場合
（すでに赤ちゃんが出てきてしまっている、大量の出血等）を除き、
救急車で妊婦さんを病院まで送り届けるということは認められていません。

とはいっても緊急性の高さは自己判断できないのでまずはかかりつけ医の
指示を仰ぐことが大切ですが、多くは自力で病院に向かう形になることが予想されます。

ですが、いざそのときとなると、陣痛や破水等で電車やバス等の公共交通機関を利用するのは難しいですし、
自家用車を持っていないご家庭はもちろんのこと、自家用車を持っていても家族が不在等で
運転できないときに突然起こることも考えられます。

今回はそんなもしものときの強い味方、「陣痛タクシー」のサービスをご紹介いたします。

陣痛タクシーのメリット

「陣痛タクシー」とは、事前に必要事項を登録しておくと、24時間対応で
陣痛時に妊婦さんを病院までタクシーで送り届けてくれるサービスです。

まだまだ認知度低いかもしれませんが、少しずつ、全国に広がっています。

陣痛が起こったとき、通常のタクシーを呼ぶことももちろんできますが、
混雑時でタクシーの配車センターへなかなか電話がつながらなかったり、
一人のとき、陣痛の痛みに耐えながら病院まで道案内をしなければならなかったりと考えると大変ですよね…。

細かなサービス内容はタクシー会社によって違うので登録時に確認が必要ですが、
「陣痛タクシー」のサービスの一例をご紹介します。

■ 24時間無休対応
■ 専用ダイヤル等での優先的な配車
■ 講習を受けた専任ドライバーによる運転
■ 防水シート完備
■ 産前産後の検診時の利用

タクシーならではの24時間対応がまず嬉しいですし、
「陣痛タクシー」の場合、事前に自宅住所や病院を登録しておくので道案内の心配もありません。
※サービス内容はあくまで一例ですので、詳細はタクシー会社へご確認ください。

また、利用料金も「通常の迎車料金＋病院までの運賃」「年会費・登録料無料」
といった通常のタクシー料金と変わらない会社がほとんどであり、
「陣痛タクシーを登録したけど利用しなかった」というときにも料金や手続きは不要の場合が多いようです。

とってもありがたいですね…！

上記のとおり登録しておいて安心の「陣痛タクシー」。
出産予定日が決まったらまずは対応エリアを確認のうえ、
登録してみるのもよいのではないでしょうか？

妊婦さんの強い味方になってくれると思います！