新型ロンドンタクシーを発表。初の電動化

2020年1月14日

新型ロンドンタクシーを発表。初の電動化

LEVC Japan (東京都渋谷区)は2019年12月24日、新型ロンドンタクシー『TX」を2020年2月1日より日本にて発売開始することを発表いたしました。

ロンドンタクシーとは?

ロンドンタクシーというとその名の通り、イギリスはロンドンを走行していることに由来するタクシーの名称です。
歴史も長く、2019年で70周年を迎えることになるそうで、ルーツは1660年代から活躍している馬車だそうです。

さて、そんな歴史あるタクシーから初の電動化モデルがリリースされることとなりました。
特徴として下記の3つがあります。

・排気ガスを低減化した機構
・車いすにも配慮したデザイン
・アルミ構造による軽量化

さて、今回は「車いすにも配慮したデザイン」に注目していきます。

車いすに配慮したデザイン

日本にも、車いすに対応したタクシー車両はいくつかあります。
その中でも印象にあるのはJPN TAXIではないでしょうか。
少し前では物珍しさもありましたが、最近見かけることが多くなり
「タクシー」というイメージがだんだんと変わってきたのかなと日々感じています。

そんなJPN TAXIも「車いすにも配慮したデザイン」ではあります。
ではありますが、発売当初はタクシーの乗務員さんから多くの不満の声が上がっていました。
車いすの方を乗せるためにはスロープを組み立て取り付けるのですが、
シートを倒して、スロープ1とスロープ2を結合して取り付けてetc…とやると慣れているドライバーさんでも10分~15分かかってしまいました。
私も実際にやってみたことがあるのですが、とても大変な思いをした記憶があります。

そのような状況ですと、実際にお客様を乗せる際にそれだけの時間をお待ちいただくことになりますので、急いでる際などにはタクシーという強みを生かすことができていませんでした。

そのような意見を受け、2019年にはマイナーチェンジがあり、
乗降までの時間が3分まで短縮できたそうです。
これからさらに車いすの方の利用が増えて利便性が増すといいですね。

話を元に戻しますが、新型のロンドンタクシーは車いすの乗客に対しての様々な配慮を盛り込んだ設計になっているそうです。
車両の床面に設置されているスライド式のスロープは最大で250㎏までの重量に耐え、使用者の心的負担を軽減することができるのかなと思います。
それ以外にも観音式のドアや回転式リアシートなど利便性が向上しているそうです。

2020年2月1日にはリリースされるそうなので、近々ロンドンタクシーを街中で見る機会が増えるかもしれませんね。
また、前述した「車いすにも配慮したデザイン」によって利便性が向上しているのであれば、普及も進むのではないでしょうか。
今後実際の乗り心地なども試していきたいなとは思いますので、購入予定のタクシー会社さんがいらっしゃるか、今から探してみたいと思います。