行灯(あんどん)って何?

行灯(あんどん)って何?

タクシーの行灯(あんどん)って知っていますか?
今回はタクシーの行灯に関して書いてみようと思います。

行灯とは

行灯

タクシーの屋根上に設置し、周囲の人にタクシーであることを示すための表示灯の事です。
正式名称は「社名表示灯」といいますが、俗に「行灯(あんどん)」と呼ばれています。

行灯の歴史

強盗

昭和20年代、タクシー強盗が多かった頃に、乗務員を強盗から守るため、赤く点滅する「防犯灯」が取り付けられたのが行灯の
始まりであると言われています。当初は単に電球をカバーで覆っただけのものであったそうです。

現在の行灯の豆知識

豆知識

グループや会社によって意匠(形状)が共通化されていて、どこのタクシー会社の車なのかが一目でわかります。
日中は明かりが消えていますが、夜になると空車の場合は明かりがついて、遠くにいても乗車可能かどうか分かるようになっています。
車内で何かトラブルがあった時は、赤く点滅して車外にSOSを知らせます。

広告としての行灯

クローバー

社名表示以外にも、広告としての行灯をタクシーの屋根上に載せる事ができます。
商品の形を模した行灯や、サービス名が大きく掲載された行灯など、町中を移動するタクシーに行灯の広告が付いていれば、走る広告塔となります。
少ない台数でも、よく目立ちますし「〇〇の行灯が見られたら幸せになれる」なんて都市伝説(?!)みたいに宣伝してみるのも面白いかもしれません。
(もちろん本当に幸せになれるかはお約束できませんが)

最後に

今回は行灯について書いてみました。
よくよく見てみると不思議な形の物や動物が描かれている物等、可愛い行灯やオシャレな行灯も多いんですよ。
今度タクシーに乗る時は、ぜひ行灯に注目してみてくださいね。