タクシーの燃費について

タクシーの燃費について

先日NYの原油先物市場で市場初のマイナス相場になった事が話題になっていた。
コロナウイルスの影響でアメリカ国内のガソリン需要が急速に減少し、
貯蔵施設がほぼ満杯状態というのが原因といわれている。

そんな状況か、最近はガソリンの価格も少し安くなっていて、
ハイオクガソリン車に乗っている私としては嬉しい状況でもあったりする。

そんなことを考えていた時に、ふとタクシーの燃費について気になったので調べてみた。

燃費比較する車種

車の画像

現在、タクシーに使用されている車両は大きく分けると3種類ある。

1.コンフォートやセドリック等のセダンタイプのタクシー専用グレード車
2.トヨタのジャパンタクシー
3.個人タクシーに多い、プリウスやクラウンなどの普通乗用車のタクシー改造車

ここでは3の車両は通常の乗用車と変わらないので燃費は割愛させて頂くとする。

実際の燃費の比較

維持費の画像

1の車両の燃費はリッター5㎞~7㎞
2の車両の燃費はリッター15㎞~以上

1は30年近く生産されていた旧世代の車両で2はここ数年で出てきた新型車両ではあるが、燃費の差に驚くと思う。

だけど、これにはあるからくりがある。
新型車両はハイブリッド方式の車両でモーターとエンジンで走行するのでこれだけの燃費を達成できているのだ。

ただ、ちょっと車に詳しい方ならそもそもの旧型車両の燃費の低さに驚くかもしれない。

これにも実はからくりがあって、そもそもタクシーの車両は基本的にガソリンで走っていない。
LPガスという専用の燃料で走る。

この燃料はガソリンに比べるとパワーが出しにくく、スタンドも少ないので一般車には非常に不向きだ。

しかし、ガソリンの6割程度の値段で排出ガスもガソリン車に比べて遥かに少ないので、
燃費が悪い旧型のタクシー車両でもガソリン仕様の通常車両を使用するよりは経済的で環境にも優しいというわけだ。

環境負荷が小さい

最後に

タクシー車両は元々ガソリン車とは違う燃料を使用することで経済的にも環境的にも負担が少ない
運行を行ってきたが、さらにハイブリッド化等の最新の乗用車技術を取り入れることでさらなる経済的、
環境に配慮した車両を運行している。