ユニバーサルデザインタクシー

ユニバーサルデザインタクシー

昨今、新型コロナウィルスが流行しています。
今年の7月に開催予定だった東京オリンピックも延期が発表されましたね。
オリンピックに向けて様々な準備をしていた業界が多かったかと思います。

タクシー業界も同じです。東京都では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、
「環境性能の高いUDタクシー等の導入補助事業」を開始していました。
今回はそんな「UDタクシー」についてのご紹介です。

「UDタクシー」とは

タクシーを利用する人の画像

「ユニバーサルデザインタクシー」の略。
スロープや手すりなどを備え、足腰の弱い高齢者や車イスを利用する人が乗りやすいよう設計されているタクシーです。
福祉車両と違って健康な人でも乗車でき、ベビーカー利用の子供連れや妊娠中の人、大きな荷物を運ぶ人など、
すべての人にやさしく、気軽に利用することができます。もちろん、運賃は一般のタクシーと同じ料金になっています。

国が定めた認定制度がある

街中でこんなステッカーを貼っているタクシーを見たことはないでしょうか?

ユニバーサルデザインのマーク
国が定めたUDタクシーマークの車両表示マークです。認定基準としてレベル1、レベル2の2種類に分類されています。

国土交通省では「標準仕様のUDタクシー」という認定制度を設けています。
車両の認定基準として、

・降口の幅や高さ
・スロープの勾配
・手すりの形状・配色
・床の材質・形状
・車いすスペースや室内座席

について細かな基準を設け、これらを満たした車両をレベル1とし、
認定基準よりさらに望ましいとする項目まで満たすとレベル2の評価が与えられます。

UDタクシーとして普及してるのは、トヨタのジャパンタクシーや日産のNV200。
ジャパンタクシーについては過去のブログでも紹介していますので是非ご覧ください。

最後に

東京オリンピック

オリンピック・パラリンピックは延期となりましたが、東京全体で開催までの
準備期間が延びたとプラスにシフトしていければと思います。

タクシー業界も、オリンピック・パラリンピックまで、すべての人が利用できるUDタクシーを
1台でも多く普及していければ、より良いオリンピックになるのではないでしょうか。