コロナによるタクシー業界への影響

コロナによるタクシー業界への影響

緊急事態宣言が解除され、少しずつ外出する人も増えてきましたね。
ニュースを見ていると、再開した百貨店等でお買い物をする方も多いような気がします。

しかし、弊社タクシー広告の根本となるタクシー業界はまだ回復の兆しが見えていない状況です。

前年度比の営収

タクシーとお札の画像

タクシーの5月前半(1日~15日)の営収は、前年度比33.8%と3分の1まで落ち込んでいます。
これは全国平均で、各エリアによっては10%台に落ち込んでいる地域もあります。

特に、京都や石川といった国内含め、インバウンド需要が高かった観光地域は10%台となっています。
前年度比40%台が全国でも高い水準となっており、北海道や岡山等のエリアでした。東京は30%台です。

2月からの推移

まだ新型コロナウイルスが国内より国外で多かった頃の2月、タクシー業界は前年度と変わらない状況でした。
しかし、3月中頃に入ると一気に売上が落ち込み、最終的に前年度比6~7割になりました。

緊急事態宣言が出された4月も引き続き右肩下がりで、3~4割といった状況でした。
著名人も亡くなったニュース出た頃で人々が自発的に外出を控え、各企業が
テレワークを導入したこともあり、昼間のビジネス街からも人が消え去りました。

タクシー会社の対応

タクシーの画像

タクシー会社も4月に入り、需要の落ち込みから乗務員の出勤調整や休業に入る会社も増えました。
4月上旬に方向性を決め、中旬~下旬にかけて休業・出勤調整をスタートさせ、
様子を見ながら運営しているようでした。

6月現在、休業を開けた会社よりまだ休業・もしくは出勤調整をしている会社が多い印象です。

今後の業界の動向予測

気づき

6月の中旬、遅くとも7月からは通常営業に戻る会社が多い印象です。
しかし、人通りは以前と同じではなく、観光客もいない状況で、
以前と同じような売上を上げることは難しいと考えるタクシー会社もいます。

タクシー会社の人は、「景気が悪くなったとき、タクシーは景気回復が一番遅い業界」だと話していました。
言われてみると確かに、人々が以前と同じような生活を取り戻したとき、
やっとタクシーを使う余裕のある人が増えるということかもしれません。