タクシー行灯広告

タクシー行灯広告

以前、行灯についての記事が投稿されましたね。

その中で、行灯を利用した広告についても少し触れられていました。
今回は行灯広告についてまとめたいと思います。

長野オリンピックで流行?

長野オリンピック

行灯広告といえば、アメリカのタクシー、イエローキャブを思い浮かべる人もいると思います。
映画でも度々出ているところを見かけますね。今の日本では、あまり行灯広告を見かけません。
昔はどうだったと思いますか?
実は、日本のタクシー行灯広告は、1998年長野オリンピックのとき一度流行しています。

当初はタクシー会社が自社の行灯として購入していたので、広告の有無にかかわらず、常に大きな行灯を設置していました。
どのような広告が掲載されていたかは情報が残っていませんが、おそらくオリンピックに絡めたものが掲載されていたのでしょう。
当時の広告はテレビとOOHメディア(※)がメイン。タクシー行灯広告は新しい屋外広告として注目されたのかもしれません。

しかし時代が経つにつれ、広告用行灯は少しずつ姿を消していきました。

※…OOHはアウトオブホームのこと。屋外の広告の通称。屋外広告、街頭サンプリング、ラッピングカー等をさす

行灯広告が姿を消した理由

なぜ

はっきりとしたことはわかりませんが、

「車両を代替えする際にサイズが合わなかった」
(タクシー車両は約5年に一度、車両を替えます)

「行灯に対する規制が強くなり、使いづらくなった」
(行灯も含め、サイドミラー等、車両外観の突起物等に関して法律の規制が続いた時代がありました)

等の理由が考えられるのではないかと思われます。

最近のタクシー行灯広告

行灯

最近はタクシー会社が広告面付きの行灯を自社で購入・設置をすることはほとんどありませんが、
広告会社が用意した広告面付き行灯を期間限定で設置するようになりました。その場合は単なる行灯広告ではなく、
ラッピング・シートカバー・車内サイネージ等、タクシーのすべてをジャックしたイベントカーとして登場しています。
お茶飲料の「伊右衛門」やカップ麺の「どん兵衛」も見かけましたが、個人的に一番面白かったのはパーソナルトレーニングの「ライザップ」!
車両ジャックはもちろん、なんと乗務員の方もライザップを受けていました!まさに効果を生で実感できるわけですね!

最後に

最後に

今回は行灯広告のはじまりと、今の行灯広告の使われ方について書いてみました。
ジャック広告はイベント性が高いので、見つけるとワクワクしますよ。

ぜひ街中のタクシーにご注目ください!