「色」を使った、タクシー広告戦略
「色」を使った、タクシー広告戦略
弊社では、タクシー車内外の様々な広告媒体を取り扱っております。
その中の一つに、リーフレット広告があります。
リーフレット広告は、手に取って持って帰る事ができるので、最初はなんとなく手にとっただけだけど、
後でゆっくり見直したら…など、その時一瞬ではなく後につなげる事ができる広告媒体です。
しかし、後につなげるには、まず「手にとってもらう」ことが大事になってきます。
そのために、どうしたらより手にとってもらえるかを、
今回は「色相」「明度」「彩度」という「色」を使った効果を解説しながら考えていきたいと思います。
①「色相」のもたらす効果
色相とは、赤、黄色、青などの、色味の違いのことを表します。色は、人の心理に働きかける効果があるので、
リーフレットを作る際に、ターゲットにどういう印象を持ってもらいたいかを考えながら、色を決めると良いでしょう。
例えば、「安い」という印象を与えたい時、赤と青だとどうでしょうか。
赤の方が、「安い」という印象をより強く受けるのではないかと思います。
赤は生命力などを表しており、神経を興奮させ意欲を出させる効果があります。
それに対して青は興奮を抑え、冷静にさせる効果がある色なので、今回の例では、
赤の方が購買力を掻き立てるという意味で、「安い」という印象を与えるのに適している色だと言えます。
これは簡単な例でしたが、リーフレットを制作するときに意識するだけで、より戦略的なデザインを作ることが可能です。
②「明度」のもたらす効果
明度とは、色の明るさの度合いをのことを表します。この明度の差が大きければ大きいほど、くっきりとした見やすいデザインとなります。
上記の図の通り、明度差が大きい方が、よりくっきりと見えるので、文字が目に入りやすくなります。
実はこれは、普通に広告物を使うのはもちろんですが、タクシー車内のリーフレットではかなり重要になってきます。
タクシー車内は、昼間は良いのですが、夜になって日が落ちると車内が暗くなってしまいます。
そうするとどうしてもリーフレットの文字も見えづらくなってしまいます。
その難点を解消するためには、より明度差が高く、視認性があるデザインにする必要があります。
③「彩度」のもたらす効果
彩度とは、色の鮮やかさの度合いのことを表します。
鮮やかなビビットなカラーは彩度が“高い”、落ち着いたカラーは彩度が“低い”という表現をします。
上記の図のように、同じ「赤」という色相でも、元気な「赤」なのか、落ち着いた「赤」なのかの違いによって、
リーフレットの与える印象は大きく変わります。例えば、元気で明るい印象を与えるなら彩度を高く、
落ち着いた温かみのある印象を与えたいのなら彩度を低くするなど、彩度の差をつけるだけで大きく違う印象になるので、
どういう印象を与えたいかによって、彩度を調整する必要があります。
まとめ
今回は、「色相」「明度」「彩度」の基本となる色の3属性について簡単にお話しさせていただきました。
そのほかにも、リーフレットの印象を変える要素としては、書体・ジャンプ率・コピーなど様々な要素がありますが、
また別の機会にお話できたらと思います。
弊社では、リーフレットのデザイン制作も受け付けておりますので、ご興味のある方がございましたら、お気軽にご相談くださいませ!