タクシーの利用者について

タクシーの利用者について

人がタクシーを利用するのはどんなときでしょうか?
一般的に思い浮かぶのは、飲み会の帰り、仕事中、お年寄りの病院の送迎ではないかと思います。

タクシーを利用する人の画像

では、実際にはどうでしょう?

平成27年、国交省が全国の運輸局を通し、一般人にアンケートをとったデータが残っています。

タクシーに関するアンケート調査 平成27年3月 国土交通省自動車局旅客課

●タクシーに関するアンケート調査 平成27年3月 国土交通省自動車局旅客課

全国で約1,000人の、20代~80代まで、幅広い年代の方から回答をいただいています。

アンケート結果

一部抜粋し、アンケート結果を掲載いたします。

調査対象者 1,098名
回答者数   947名
実施期間  平成27年2月16日~3月2日

1.タクシーを利用しますか

回答数 割合
ほぼ毎日 1 0.1%
週1,2回程度 14 1.5%
月に数回程度 120 12.7%
年に数回程度 521 55.0%
利用しない 290 30.6%
無回答 1 0.1%
合計 947 100.0%

2.主にどのような場合にタクシーを利用しますか

回答数 割合
仕事 92 14.0%
通勤・通学 9 1.4%
買い物 11 1.7%
レジャー 85 13.0%
悪天候時 53 8.1%
夜間などの他の公共交通機関がない時 267 40.7%
その他 124 18.9%
無回答 15 2.3%
合計 656 100.0%

3.よく利用する曜日を教えてください

回答数 割合
月曜日 93 8.2%
火曜日 83 7.3%
水曜日 86 7.6%
木曜日 80 7.0%
金曜日 218 19.1%
土曜日 215 18.9%
日曜日 159 14.0%
無回答 205 18.0%
合計 1,139 100.0%

4.よく利用する時間帯を教えてください

回答数 割合
11時~14時 80 9.1%
14時~17時 83 9.5%
17時~20時 79 9.0%
20時~23時 154 17.6%
23時~2時 150 17.1%
2時~5時 27 3.1%

アンケート結果を踏まえて

気づき

1番タクシーを利用するシーンは金曜日の飲み会・イベントの後、という結果でした。
1番多いのは「年に数回程度の利用」の方で、55%。
また、利用する時間帯と利用する曜日をみると、「20時~23時」「23時~2時」に集中しており、
金・土の利用が圧倒的に割合としては多い結果が出ています。

タクシー広告的な視点

タクシー標識の画像

タクシー広告を案内している側からみると、1番注目するのは平日に利用する層です。
今回のアンケートから、おそらく平日の昼間、仕事で利用するリピーター層が一定数いると考えられます。

広告は「見てもらう」「手に取ってもらう」「認知してもらう」ことが大切です。
金曜日の電車がなくなった時間では車の中も見えませんし、そもそも寝てしまうのであまり広告の
意味はない可能性が高いと思われます。

しかし、平日の昼間、仕事で利用している層は違います。
仕事でタクシーを利用するということは、一定の地位にいる人、所得をもっている人が多く、
明るい昼間であれば広告も見えやすい状況です。

そのため、タクシー広告のメインターゲットは可処分所得の高い方がメインと案内しています。
若干地域差はありますが、都市部であれば基本的に変わりません。

最後に

いかでしたか?
タクシーの利用者層をアンケートしているサイトは他にもあります。

気になった方は探してみてくださいね。