タクシーの稼働状況
タクシーの稼働状況
タクシーはどの程度、動いているのでしょうか?
もちろんタクシー会社からすれば、収益を生むタクシーは常に動いていた方がよいのですが、
昨今ではドライバーさんの確保が難しく、なかなかそうはいかないようです。
よって、「会社によってまちまち」というのが答えとなるのですが、それでは面白くありません。
そこで手元にあるデータで直近の稼働率を計算してみました。
直近のタクシーの稼働率
下記のグラフが直近の稼働率を計算したものです。
(サンプリングデータで、何を稼働とするか等の点で簡便的にまとめたデータでもあり、
正確な数値ではありません。全体的な傾向と考えてください)
11月中旬からのデータですが、稼働率は12月の年末までは心電図のように規則的に変動し、年末年始が大幅に落ちて、
正月休みが終わってまた上がってきた、という内容です。
この中で最も稼働率が高かったのは、年末の12月27日の92%、低かったのが1月1日の47%でした。
心電図のように規則的に変動している期間があります。この変動の要因は皆さんお分かりだと思いますが、
曜日による変動です。金曜日に大きく上がって、土曜日、日曜日が下がるという傾向です。
最近は観光客の多い東京ではありますが、タクシー会社で取材をしても、やはり土日よりは月曜日から
金曜日のビジネス客の方が、圧倒的に多いそうで、それを反映した稼働率になっています。
12月の各曜日の稼働率の平均をまとめてみると下記のグラフになります。
(12月1日~28日までの平均値です)
金曜日に大きく上がって、土日は大きく落ちているのが理解いただけると思います。
データから気づいた点
実はこのデータをまとめて、ひとつ意外なことがありました。
タクシー会社を取材している印象では、金曜日の稼働率が高くするため、
ドライバーさんのシフト上、金曜日の次に稼働率が高いのは水曜日、次いで月曜日との認識でした。
データのとり方が悪い可能性はありますが、手元データのまとめでは見ての通り、金曜日の次は
火、水、木曜日はほぼ変わらず、月曜日は若干低いという結果となり、
「金→水→月曜日の順で稼働率が高いのですよ」
という記事にしたかったのですが、おかげで結論のない記事になってしまいました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。