5Gによる自動運転の普及とタクシーの変化

5Gによる自動運転の普及とタクシーの変化

皆さんこんにちは!

いよいよ2020年4月から次世代通信の「5G」がスタートしますね。
5G が普及することによって、自動運転の分野が一気に進化すると言われています。

これはタクシーを含めた交通機関にも影響が大きいです。
今回は5Gによる自動運転の進化によってタクシーがどう変わって行くのかを予測してみました。

そもそも「5G」とは

5Gとはの画像

「5G 」とは次世代の通信規格で、正式には「第5世代移動通信システム」と呼びます。
「移動通信システム」とは、スマートフォンをはじめとした「持ち運べる通信機器」を
使って情報のやりとりを行うシステムです。携帯電話が普及し始めてから、
この「移動通信システム」は止まることなく進化しています。

「5G」の"G"は"Generation"の頭文字で、「世代」を意味します。
つまり「5G 」は5世代目の通信規格ということですね!

現在の広く普及している通信規格は4世代目の通信規格、「4G」です。
「4G」は1世代前の「3G」よりも高速な通信規格で、これによりYouTubeやTikTokなどの
動画配信、視聴サービスが広く普及しました。しかし、使いすぎると通信速度を制限されたり、
遠隔だとタイムラグがあったりとまだまだ完璧ではありません。

速度制限の画像

皆さんもスマホの速度制限にかかったことがあるのではないでしょうか?
普段が快適なので、とても不便に感じますよね。

「5G」は「4G」よりもさらに進化した通信規格で通信毒度は4Gの20倍、遅延は10分の1で
さらに同時接続台数も10倍という、かなり大きな進化を遂げています。

とても簡単にまとめると「5G」は

  • ・今より速い
  • ・通信制限が少ない
  • ・遠隔でもタイムラグが少ない
  • ・今よりも多くの機器を同時に接続できる

となります。かなり大きな進化ですね。

なぜ5Gで自動運転が普及するのか

自動運転の画像

自動運転は4G社会の現在でも取り入れられてきて、ハンドル操作やブレーキ操作を自動で
行ってくれる車は増えています。しかし、まだ広い普及には至っていません。

その理由は「通信の遅延」です。
人の命を乗せる自動車を自動運転化するにあたって、
システムの通信遅延は取り返しのつかない事故に繋がりかねません。

さらに自動運転システムはアプリやwebサービスのように
「とりあえずリリースしてからアップデートをしていく」
ということが難しいです。人の命にかかわるものなのでうかつにシステムを
リリースすることはできませんよね。

その課題が遅延が少ない5G通信の普及で一気に解決する可能性が高いです。
運転者なしの完全な自動運転はまだまだ難しいかもしれませんが、
ドライバーの負担を軽減する自動運転の一般的な普及はすぐそこにまできているかもしれません。

自動運転の普及とタクシーの変化

タクシーを利用する人の画像

自動運転は自家用車よりも先に、公共交通機関で普及していくことが予測されます。
もちろん、タクシーも含まれます。

現在、タクシー運転手は人手不足と言われていますが、もし自動運転が普及すれば
決まったルートを自動で巡回するタクシーなどが登場し、ある程度人手不足を
補うことができるのではないでしょうか。バスのような感覚に近くなるので
利用する客層がより広くなるかもしれません。これはタクシー広告でアピールできる
ものが増えるので弊社としてもビジネスチャンスです!

また、低遅延の5G通信によって、遠隔で自動車を操作することも可能になると言われています。
これによってタクシー運転手は自宅やオフィスから画面越しにタクシーを運転することができ、
車内で危険な目に合うリスクを回避できたり、感染症の予防などにも効果が期待できます。

現在のタクシー運転手の労働環境が大きく改善されるので、タクシー運転手になる人も
増えるのではないでしょうか。「リモートタクシードライバー」なんて職業が誕生するかもしれません。

ラジコンの画像

最後に

いかがでしたか?
今回は5Gの通信によってタクシーがどう変化していくのかを予測してみました。
あくまでも予測ですので本当にどうなるかはわからないですが、
様々な期待に胸を膨らませつつ、技術のトレンドを追っていきたいですね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。