コロナウイルスの影響によるタクシー業界の現状とサービスの変化
コロナウイルスの影響によるタクシー業界の現状とサービスの変化
みなさんこんにちは。
現在猛威を振るっている新型コロナウイルス。
先週、東京都をはじめとした7都府県に緊急事態宣言が出されましたね。
本格的に外出ができなくなり、タクシー業界はかなり厳しい状態に追い込まれています。
そんな状況の中、タクシー会社やタクシーに関わるサービスを提供する会社が
現状を打開する取り組みや、新たなサービスに力を入れ始めています。
例えば、「デリバリーサービス」。
外出できない今、配達の利用頻度が上がっており、そこに注目して
新しいサービスを提供する会社がでてきています。
今回は
・コロナウイルスによるタクシー業界の現状
・タクシー会社やその関連会社が提供するサービスの変化
の2点についてお話ししたいと思います。
自粛ムードで厳しいタクシー業界の現状
現在、タクシー業界は深刻な打撃を受けています。
例年であれば、送別会、歓迎会のシーズンで夜のタクシーが大活躍する時期ですが、
コロナウイルスの影響で、街を歩く人はかなり減っていましまいました。
弊社がヒアリングした結果、2月~3月の中旬は売上が3割減、3月下旬以降は5割近い減少だそうです。
乗客が減っているので、当然タクシードライバーのお給料も減ります。
1日の収入が5000円を下回ることも珍しくないような状況だそうです。
また、先日のニュースでは業績の悪化から全乗務員を解雇するといった
日常では考えられないような出来事が起こっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200408/k10012375941000.html
休職させて休業手当てを支払うよりも、解雇して失業保険を受けた方が良いという判断で
このような結果になったそうですが、突然解雇を言い渡されたドライバーは当然思うところがあるでしょう。
現に、運転手の一部が解雇の撤回を求めて団体交渉を申し入れているようです。
このような状況のためタクシー広告を見てくれる乗客も減り、
弊社としても良くない状態が続いています。
最悪の状況下で変化するサービス
さて、タクシー業界は上記の通り非常に厳しい状況で、タクシー会社だけではなく、
弊社のようにタクシーと密接に関わる企業も打撃を受けています。
このような状況を打開するため、各社が新しいサービスに力を入れ始めています。
直近ですと、「感染予防のために力になりたい」と三和交通が「お使いタクシー」という
お客さんの代わりにタクシードライバーが買い物の代行をしてくれり、荷物の受け取りを
してくれるサービスの提供を開始しています。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000181274.html
また、冒頭でも少し触れた、「デリバリーサービス」。
タクシー配車アプリを提供している「DiDi」が4月から
フードデリバリーのサービス「DiDi Food」を大阪で開始しました。
フードデリバリーといえば、「Uber Eats」が有名ですが、同じタイプのサービスです。
従業員にもマスクを配ったり、非接触配達に対応するなど、感染予防にも力を入れています。
外出ができない今、家に食事を届けてくれるというのはかなりありがたいですよね。
また、以下の記事でもご紹介しているように、タクシーもウイルス感染対策を実施し、
タクシーを利用する環境も変化しています。
まとめ
コロナウイルスにより、厳しい状況にあるタクシー業界ですが、
世の中が大きく変化している時期でもあり、関連するサービスは発達してきています。
今後もさらに色々なサービスが登場するでしょう。
とても不安な時期だからこそ、多くの人が協力し合って行くことが大切ですね。
GoogleとAppleも一時的に協力するというニュースもありましたし…
弊社も今できることに全力で取り組み、少しでも社会に貢献できればと思います。