タクシーの翻訳機能

タクシーの翻訳機能

みなさんこんにちは。

現在、ウイルスの影響で乗客が減少しているタクシーですが、
本来であれば観光シーズンのこの時期、日本人だけではなく、多くの外国人の方が利用しています。

当然、日本語を話せない外国人の方もタクシーを利用します。
こんなときに翻訳機能があれば接客がスムーズですよね。

今回はタクシーの翻訳機能の

・普及状況
・仕組み
・課題

について書いていきたいと思います。

翻訳機能の普及状況

東京の風景

タクシーにおける翻訳機能の現状ですが、完成度の高いものが
一般的に普及しているかというと、そうではありません。

現在、タクシー配車アプリを提供する各社が翻訳機能の実現に向けて
各地で実証実験をしている段階です。

2019年のはじめ頃から多数の会社が翻訳システムの導入に対して積極的に動きを見せています。
これは本来2020年夏に開催される予定だったオリンピックで外国人のタクシー利用者が
増えることを想定しての取り組みでしょう。

翻訳システムについて

タクシーを待つ人の画像

例としてKDDIの翻訳システムを挙げます。
https://jidounten-lab.com/w_kddi-mintaku-translation-taxi

翻訳の仕組みとしてはシンプルで、運転席のマイクと後部座席のタブレットに
内蔵されているマイクで会話を行っています。

この際、クラウド上の多言語プラットフォームを経由し、翻訳された音声を出す、
もしくは後部座席のタブレット画面に文字を出力するという仕組みになっています。
他社も仕組みとしては似たようなものになっています。

また、電子決済機能が備わっているタイプの後部座席タブレットでは
多言語翻訳ができるようになっているものがあります。

https://japantaxi.co.jp/news/pr/2019/03/28/0096/

ここまでくると外国人の方でもさほど困らないのではないでしょうか。

翻訳システムの課題

問題

現状のタクシー翻訳システムの課題としては、音声を認識する場合の
翻訳の精度や、対応する言語の種類が少ないことなどが挙げられます。

タクシーに限らずですが、現在の世の中の翻訳システムでは完璧に
翻訳することは難しいです。

この精度が上がってくると、かなりスムーズになりますね。

まとめ

気づき

徐々に普及し始めているタクシーの翻訳機能。
現状でもある程度便利なのですが、翻訳の精度や対応する言語の種類など、
まだまだ課題は多く伸び代があります。

一般的に普及すればとても便利な機能なのでこれからの技術の進展に期待したいですね。